富士通・マウスコンピューター製PCで「起動時にロゴで止まる」不具合が多発

パソコンサポート

起動時にロゴから進まないトラブルが急増中

今月に入り、「パソコンが起動時のメーカーのロゴ画面で止まってしまう」というご相談が、博多店・大野城 白木原店ともに急増しています。

このようなケースでは、SSDやHDDといったストレージドライブの経年劣化や、Windowsアップデート実行時に空き容量が不足していた(赤マークが表示されていた)ことによるトラブルが多く見られます。その場合、ドライブを大容量のものに交換することで復旧することがほとんどです。

しかし、今回のご相談では「ドライブに異常はなく」「BIOS(パソコン本体の設定メニュー)すら起動できない」という症状が共通していました。

この場合、故障の原因は「CPU」または「マザーボード(メイン基板)」にある可能性が高く、修理費用も高額になりがちです。そのため、Windows11に非対応のパソコンをお使いのお客様の中には、これを機に当店のWindows11対応中古パソコンへのお買い替えを決断される方もいらっしゃいます。


富士通・マウス製PCでWindowsアップデート後の不具合

それにしても、ここ数週間で「CPU」または「マザーボード」の故障が疑われるケースが急増したことに、当初は急激な気温の上昇が影響しているのではとも考えていましたが、真相は別にありました。

なんと、2024年6月11日に配信されたWindowsアップデート以降、2015年〜2018年製の富士通デスクトップパソコンや一部のマウスコンピュータ製品で、「起動できなくなる」事例が多数報告されていたのです。

メーカーが公開した該当機種の型番リストを見ると、まさにお客様からご相談いただいていたモデルと一致していました。


マウスコンピューターは迅速な対応を実施

マウスコンピューターの該当機種を持ち込まれたお客様には、当初、マザーボード修理をご提案させていただきました。しかし、まずは未バックアップのデータを救出したいとのご希望により、一旦は修理を見送る形で対応しておりました。

その後、当不具合報告情報を目にし直ぐにお客様へご連絡。パソコンを再度お預かりして、マウスコンピューター公式サイトに掲載された復旧手順を参考に対応した結果――

なんと、諦めかけていたパソコンが見事復活!

まだお客様へのお引き渡しはこれからですが、その時の笑顔を想像すると、私たちスタッフも心から嬉しく思います。


富士通製PCは対策情報待ち。ただしWin11非対応モデルが多い

さて、今回の問題のもう一方の課題である、富士通製パソコンについてですが、該当モデルは2015年〜2018年に発売されたものが中心で、多くがWindows11非対応機種です。

復旧対応情報を待つという選択肢もありますが、Windows10のサポート終了は2025年10月と、残りわずか数ヶ月です。

そのため、今回のトラブルをきっかけに「Windows11対応モデル」へ買い替えることも、将来的な安心・快適さを考えれば十分に検討すべき選択肢と言えるでしょう。

ご案内

当店では、お使いのパソコンのファイルや設定環境を、当店でご購入いただいたパソコンへ移行する「お引っ越しサービス」を承っております。

Windows10パソコンからのお引っ越しにあたっては、今年10月までにWindows11へのアップグレードが必要となります。ただし、ご使用中のソフトウェアがWindows11に対応しているかどうかを確認した上で、アップグレードを行う必要があります。

当店では、Windows11へのアップグレードに関するご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。


まとめ:アップデートと正しく向き合うために

パソコンを安全に、そして快適に使い続けるために「アップデート」は不可欠な作業です。
しかし、今回のように予期せぬトラブルが発生することもごくまれにあります。

私たちも経験則だけに頼るのではなく、最新情報を常にキャッチし、柔軟に対応する姿勢が何より重要だと改めて実感しました。

今回のような不具合の対象外であっても、Windows11に非対応のパソコンをお使いの方は、どうぞお気軽に当店までご相談ください。

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