CPU熱暴走と思われるエラーメッセージが出るBTOゲーミングパソコンの修理

 6月も後半に入り、急に気温の上がる日も増えてまいりました。先日は最高気温30℃後半を記録したところもあり、一足早い夏の訪れを感じる季節になりました。
 夏になると気になるのがパソコンの排熱!先日もゲーミングPCがゲーム中に落ち、熱によるものと思われるメッセージが出てお困りのお客様がいらっしゃいました。

お客様がご利用の小型ファン

 パソコンの頭脳とも例えられるCPUは非常に熱を持つパーツです。そのため写真右のようなCPUを冷却するCPUクーラーという部品が内部には存在します。お客様のクーラーは動作には異常がみられないようなのですが・・・

負荷テストソフトが熱で停止している画像
CPU温度が97℃まで上昇している

 CPUに負荷をかけ、動作や温度をテストするソフトで検査するとなんとテストがストップしました。このソフトではCPU温度が90℃を超えるとテストがストップしてしまいます。別のソフトで検査したところ97℃までCPU温度が上昇しているのが確認できます。
 お客様のパソコンはCPUが第11世代i7の中でもハイスペックなものをご利用のため、小型クーラーでは排熱が間に合ってないと判断いたしました。

載せ替えた冷却性能の高いCPUクーラー
CPUクーラー載せ替え後の負荷テスト結果

 冷却性能のしっかりしたCPUクーラーに載せ替え、先ほどの負荷テストを実施すると今度は1時間の動作に成功!CPU温度測定ソフトでも63℃ほどで安定して動作していることが確認できたため、CPUクーラーの載せ替えにて解決となりました。

 CPUをはじめとする半導体部品は熱に弱く、こういったトラブルも少なくありません。

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