MSI薄型ノートPC MS-16R3水濡れ(ジュース濡れ)分解洗浄パソコン修理

パソコン修理

今回は、エナジードリンクをこぼしてしまったMSIの薄型ノートパソコンの水濡れパソコン修理を行いました。

こぼした液体により粘度や通電性が違うため、復旧の難易度は左右されます。
水よりもコーヒーやお茶などが復旧しづらく、さらに当分の多い甘いお酒やジュースなどが粘度が高くこびりつくため、パソコンの部品を侵しやすいと言われています。

いずれにせよ、水濡れはただでさえ復活するのは初期対応と運次第というところがあり、難しい案件ですが、今回は薄型PCということで、非常に面倒なのがキーボードの脱着です。
以下のキーボードを取り外すためには、様々な工程を踏む必要があります。

ひとまず、まずは裏蓋を開けバッテリー端子を取り外し、ショートを防ぎます。

裏蓋を開けたら、外せるすべてのパーツを取り外していきます。
本体事態はそこまで濡れていません。キーボードからは甘い匂いが漂ってきますので、やはりキーボードを薬液で洗う必要がありそうです。

基板すべてを取り除き、この黒い幕も取り外します。

この鉄板を止めているプラスチックをニッパーですべて壊します。もう後戻りはできません。
この鉄板の向こうにキーボードがあります。
鉄板を外せば、最初のキーボードが以下の枠にはまっていますので、キーボードを引き上げるとようやく分離が出来ました。ここまで二時間ぐらいでしょうか。

あとはエナジードリンクのにおいがするキーボードを薬液で洗い流し、元の状態に組み上げていきます。くみ上げて電源を入れるまでドキドキです。。。
くみ上げるのもかなりの時間を要します。

。。。無事電源が入り、すべてのキーが使える状態に戻っていました!副店長、お疲れ様でした。

水濡れパソコン修理は、ちょっとしたことで突然発生し、少し乾かすと慌てて電源を触りたくなる気持ちはわかりますが、絶対に電源を入れようとしてはいけません。電源を触ることにより、確実に症状は悪化し、最初動いていても徐々に作動不良に陥るケースがほとんどです。
すぐに水濡れパソコン修理に手慣れた修理専門店に連絡していただき、対処してもらいましょう。
家電量販店には持ち込んではいけません。メーカーに送るだけで、その間に水濡れ被害は確実に進行してしまいます。パソコンによってはデータを簡単に取り出すことができない機種も多くあります。そうなれば、数十万の修理費・データ救出費が発生する場合もあります。ご注意を。

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