インターネットニュースで話題となっていたこの話。どこがどう危ないのか、というのが分かりづらいのではないのでしょうか。
簡単な話、ソフトウェアが古くなると新しい攻撃技術に勝てなくて、悪意を持った人間から攻撃の対象になりやすいよ、という話です。結果、パソコンの中の情報の消失リスクが高まったり、パソコンで入力する個人情報などが流出リスクが高まるということです。
IE(インターネットエクスプローラ)というソフトウェアを意識せずに使っている方も大勢いらっしゃいます。これは、インターネットのサービス(ホームページ閲覧等)へ接続するためのブラウザというソフトウェア(アプリケーションともいいます)の一種で、小文字のeに黄色のわっかのようなアイコンのソフトウェアです。同様のものにedge(Windows10標準)やchrome(世界的に定番)などといった種類のものがあります。IEとこれらがどう違うのか、というところがポイントとなります。
IEは昔のWindowsから標準搭載されてきた歴史のあるブラウザで、Windowsと共に進化してきました。しかし、そのために古い技術をたくさん内包しており、更新しても現在の安全基準を完全に満たすことはできない存在となっております。また、IEの大幅な更新は今後行われない方針で、後発のedgeに代替わりすることが発表されております。
逆に、edgeやchromeは新しい部類のブラウザで、最新の技術で作られており、IEに比べて安全です。インターネット接続というと、パソコンにおいては外部との通信をする大事な機能ですので、ブラウザが古いとパソコン全体のセキュリティ機能が著しく低下すると考えていいでしょう。
この話でよく勘違いをされることが多いのは、セキュリティ対策でセキュリティソフトを契約しているから大丈夫!という話ですが間違っています。セキュリティソフトは使っているパソコンを動かしている基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム、代表的なものはWindows)の上に乗っかっているだけの存在ですので、OSの弱点まで改善するものではありません。
じゃあ、Windows7でedgeを使えるかというと、edgeはWindows10から標準搭載されたものでWindows7には導入できません。また、Windows7ではまだ大丈夫ですが、昔の古いWindowsではchromeの導入もできません。
結論を言えば、新しいWindows(現在だとWindows10)にすればセキュリティは強化されますよ、ということです。当店では個人様、企業様のパソコンセキュリティの点検を実施しております。お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。
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